フィリピンの狂犬病事情

心優しいノルウェー人女性がフィリピンで狂犬病に感染して死亡するという痛ましい事件が起きました。

A Norwegian woman has died after contracting rabies from a stray puppy in the Philippines.

以下は、2019年5月11日付のニュースです。

ノルウェー人女性が狂犬病で死亡、旅先のフィリピンで助けた子犬にかまれる

休暇で訪れていたフィリピンで、24歳のノルウェー人女性が助けた子犬にかまれ、狂犬病により今週亡くなった。遺族が9日夜に明らかにした。

 ノルウェーの病院に勤務していたビルギッタ・カレスタッド(Birgitte Kallestad)さんは2月、友人たちと休暇で訪れていたフィリピンでオートバイに乗っていた際、道端で「寄る辺のない」子犬を発見。

 カレスタッドさんの遺族は9日、「ビルギッタは子犬をかごの中に入れて連れ帰った。体を洗ってあげ、世話をすると、うれしいことに子犬は回復し始めた。滞在先のリゾート施設の庭で子犬と一緒に遊んでいた」と説明。「その後しばらくすると、子犬は他の子犬がそうするように、ビルギッタたちをかもうとし始め、一緒に遊んでいる最中に彼女たちの指をかんだ」と述べた。

 カレスタッドさんは帰国後、体調を崩し、自身が勤める病院で集中治療を受けた。だが6日夜、この病院でカレスタッドさんは息を引き取ったという。

 遺族によると、カレスタッドさんと友人らのグループは誰も狂犬病の予防ワクチンを接種していなかった。

 遺族はまた、「私たちの愛するビルギッタは動物が大好きだった。私たちが恐れていることは、ビルギッタのような優しい心を持つ人に、こうしたことが起こり得ることだ」と話している。

 ノルウェー公衆衛生研究所(Norwegian Institute of Public Health)によると、ノルウェー本国で人間が狂犬病に感染した最後の記録は1815年にさかのぼり、動物への感染例は1826年が最後だという。

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以上、ニュース引用。

今回はフィリピンでの狂犬病事情について、書きたいと思います。

フィリピン赴任時には狂犬病予防接種は必須

日本ではフィリピン赴任時には狂犬病予防接種は必須となっています。

このほかにA型肝炎、B型肝炎、日本脳炎、破傷風も受けるべき予防接種になっています。

フィリピンで狂犬病の予防接種をすべき人

屋外で長時間過ごす旅行者、特に郊外でサイクリングやキャンプ、ハイキングなどの活動をする方、また動物と接する方(例えば、獣医など)、狂犬病に感染する可能性のある国への長期滞在者や移住者、コウモリ、動物に直接接触する可能性のある活動を含んでいる旅行者にお勧め。子供は動物に近づく傾向があり、咬まれたり舐められたりしても言わない可能性もあり、リスクが高いと考えられるので、摂取は必要です。

地元フィリピン人の狂犬病に対する認識

旅行者のみならず、地元フィリピン人も狂犬病に対してはかなり警戒しており、以前、私の知り合いのフィリピン人が犬に噛まれた際は、すぐに病院に行って検査をしていました。

地元フィリピン人でも、狂犬病はヤバい病気だと充分認識しています。

なお、狂犬病は英語でrabiesと言います。

フィリピンには、意外と野良犬もいますので、とにかく犬や猫も含めて、小動物には近づかないようにしましょう。